遠藤のバリアフリー診断レポート1
今回は、電動車椅子ユーザーである私の視点からバリアフリー診断レポートをお届けします。
第1弾は宮古の仮説住宅です。1月20日(金)に愛宕小学校、愛宕公園、鍬ヶ崎児童公園、鍬ヶ崎小学校グランド及び跡地にある仮設住宅の計4箇所回りました。以下に仮設の状況について報告したいと思います。
愛宕小学校にある仮設住宅
- スロープが設置されている住宅があった。
- 談話室に緩やかで幅広いスロープがあった。
- 電動車椅子の場合は玄関前で方向転換がなんとかできるが、柵にぶつかりそうになった。手動車椅子では問題なく方向転換が可能。
- 通路が舗装してあったが、車が止めてあると通行できない。
- 身障者用トイレは確認できなかった。
愛宕公園にある仮設住宅
- 談話室に緩やかで幅広いスロープがあった。ただし、凍結のため歩行できないとの張り紙とコーンを立てて通行できないようにしていた。
- スロープが設置されている住宅があった。
- 身障者用トイレは確認できなかった。
- 通路が舗装してあった。
鍬ヶ崎児童公園にある仮設住宅
- 身障者用トイレ発見するも使用禁止の張り紙。入り口前にベンチを立て、入れないようにしていた。
- スロープがある住宅はなかった。
- 通路が舗装してあった。
鍬ヶ崎小学校グランド及び跡地にある仮設住宅
- 通路が舗装してあった。
- スロープが設置されている住宅があった。
- 設置されているスロープ傾斜が急で幅が狭かった。手動車椅子では自力であがることは困難。電動車椅子では途中から幅が狭くなるため、あがれなかった。手動車椅子では玄関前まであがっても自力で方向転換できそうにない。手動車椅子の場合は介助者が必要だと思った。
まとめ
通路になるとこは舗装がしてあり、車椅子でも歩く事ができました。ただ、車が駐車してあると通れないため、その場合は砂利道を通るしかありません。できるだけ駐車しないでほしいと思いました。
住宅や談話室にはスロープがついているため、車椅子で出入りするには問題ないと思いましたが、一部難しいのもあり、改善の必要性を感じました。また、凍結のため歩行禁止と張り紙をしてあるスロープが有り、何のためにスロープが設置されているのか首をかしげるものもありました。障がい当事者が住んでいる仮設には、身障者トイレを確認できませんでした。
今後は家の中もどうなっているのか確認したいと思いました。仮設住宅もまだ改善の余地がありそうです。以上遠藤の報告でした。
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