昨年の5月、9月に来た時とはまた状況が変わり、一歩ずつ着実に進んで行っているんだなぁと感じました。
このセンターに来る度に新しい人と出会うことができます。震災があってからセンターを通して多くの人とのつながりができました。このつながりを忘れず、大切にしていきたいです。
冬の東北は初めてでしたが…見事に寒さに負けてしまいました(汗)
2日目にまさかのダウン…1晩休むと回復しましたが、油断しているとダメですね…
明日には大阪に戻ります。自分に出来ることは少ないですが、これからも出来る限りの事をしていきたいです。
インフルエンザも流行ってきています。皆さん、くれぐれも体調にはお気をつけ下さい。
丸谷 正幸
3回目の今回は、遠野穀町の仮設住宅です。ここの仮設は木目調の仮設でとても温かそうな印象を受けました。とりあえず、仮設のバリアフリーの状況を以下に。
- 仮設住宅の入り口にはスロープがあった。
- 玄関には2,3センチ程の段差があった。
- トイレに段差がなかった。
- 浴室には下に下がる段差があった。
- 台所回りは広々していて冷蔵庫等置いても車椅子で方向転換できる余裕があった。
- 洗面台は車椅子で使用するには難しかった。
まとめ
手動車椅子の場合は、少し前輪を上げれば家の中に入ることができましたが、電動車椅子では玄関の幅が足りなくて入れませんでした。浴室は段差がありますが、すのこを何枚か敷いて段差解消すれば入浴用車椅子を入れることもできそうです。ただ、浴槽に入るには入浴用リフトが必要になりますが、シャワーを浴びるくらいであれば問題なさそうでした。穀町の仮設は、車椅子でも十分生活ができると思いました。ですが、サポートセンターの職員の方から話を聞いたところ、車椅子ユーザーは住んではいないとのことでした。私が見てきた仮設住宅(といっても6箇所くらいしか見てませんが.....。)の中では、比較的バリアフリーで生活できそうな仮設なのに車椅子ユーザーが誰も住んではいないのは驚きでした。抽選の時に、車椅子ユーザーにこの仮設を紹介できなかったものかと思いました。今後のレポートも乞うご期待!
- 入り口にはスロープがあった。幅も丁度良い広さで傾斜も比較的緩やかなほうだった。
- どの住宅にも玄関に段差がなかった。
- 家に中に電動車椅子で入る事はできた。しかし、入ってから身動きができなかった。
- トイレと浴室には段差があった。
- 診療所や仮設店舗があったがどれも段差がなかった。
- 身障者用トイレ有り。
まとめ
電動車椅子では家の中に入った途端、身動きができない状態で、手動車椅子でも同じ状態になると思いました。こんな状態では、車椅子ユーザーは生活はできないと思いました。ここで生活している障がい当事者に話を聞くとたしかに不便だが、家の中では車椅子がなくても何とかなるので今のところ大丈夫とのことでした。
仮設店舗や診療所、住宅の玄関に段差ないだけに残念です。遠藤 豊

昨日、被災地障がい者センターかまいし(名古屋AJU自立の家)に、マグロウヒルカンパニーさんから寄贈していただいたラップトップパソコン2台を届けてきました。
何かとおつきあいのあるセンターなので、顔見せもかねて、先月からセンターいわての活動に参加してくれている障がい当事者の遠藤君も一緒に。
このところセンターいわての活動は宮古を中心に動いているので、久々の釜石行きです。
早速、センター長の小山さんに届けたパソコンを確認していただいたところ、
これはしっかりしたものだ、ありがとうございます!と、喜んで下さいました。
センターかまいしは昨年秋のオープン以来、着実に地域の方々とのつながりを築いてきているようで、
私たちがおじゃましている間にも、センターのお手伝いに来ている聴覚障害の方、入浴支援を利用しに来ている方など、地元の方々が入れかわり立ちかわりいらしてました。
センターいわての活動でもお世話になった釜石の相談支援員さんもお見えになって、久しぶりにご挨拶ができてよかったです。
ホワイトボードの予定を見ても、なかなか多忙な様子。
中には、センターいわてで関わってきて、センターかまいしに支援を引き継いだ方々のお名前もあって、
きっちり支援が引き継がれてよかったなあという想いと、今は自分たちが関わっていない一抹のさみしさと...
ちょっぴり複雑な気持ちになったりも。勝手なものですね。

お昼時だったので、ちゃっかりカレーをごちそうしていただいてから(ごちそうさまでした!)センターかまいしをあとにした私たちは、
電動車椅子ユーザーの遠藤君に仮設のバリアフリー度をチェックしてもらうため、釜石平田総合運動公園の仮設と遠野の穀町仮設に向かいました。
この調査のご報告は遠藤君から(多分)近日中に…乞うご期待!
(広瀬)
今までセンターで登録はされていましたが、利用をしたことが無かったのでダメもとで物資の募集してみることにしました。
物資の内容は、今までアピオや復興支援センターを見に行っても見つからなかった『女性の大きいサイズの服』
翌日にはもうコメントが届いていてびっくり!!
希望するもの・・・ そうでないもの・・・
その中から三人の方からのものがピックアップされ、コメントを送りお願いしました。
皆さん対応が早くて、あっという間に全てがそろいビックリ!!
感謝感謝でとてもありがたいです。
今週中にお届けできるよう只今調整中。
東京のKさん 宮城のMさん Kさん どうもありがとうございました。
【咲】
今回は、電動車椅子ユーザーである私の視点からバリアフリー診断レポートをお届けします。
第1弾は宮古の仮説住宅です。1月20日(金)に愛宕小学校、愛宕公園、鍬ヶ崎児童公園、鍬ヶ崎小学校グランド及び跡地にある仮設住宅の計4箇所回りました。以下に仮設の状況について報告したいと思います。
愛宕小学校にある仮設住宅
- スロープが設置されている住宅があった。
- 談話室に緩やかで幅広いスロープがあった。
- 電動車椅子の場合は玄関前で方向転換がなんとかできるが、柵にぶつかりそうになった。手動車椅子では問題なく方向転換が可能。
- 通路が舗装してあったが、車が止めてあると通行できない。
- 身障者用トイレは確認できなかった。
愛宕公園にある仮設住宅
- 談話室に緩やかで幅広いスロープがあった。ただし、凍結のため歩行できないとの張り紙とコーンを立てて通行できないようにしていた。
- スロープが設置されている住宅があった。
- 身障者用トイレは確認できなかった。
- 通路が舗装してあった。
鍬ヶ崎児童公園にある仮設住宅
- 身障者用トイレ発見するも使用禁止の張り紙。入り口前にベンチを立て、入れないようにしていた。
- スロープがある住宅はなかった。
- 通路が舗装してあった。
鍬ヶ崎小学校グランド及び跡地にある仮設住宅
- 通路が舗装してあった。
- スロープが設置されている住宅があった。
- 設置されているスロープ傾斜が急で幅が狭かった。手動車椅子では自力であがることは困難。電動車椅子では途中から幅が狭くなるため、あがれなかった。手動車椅子では玄関前まであがっても自力で方向転換できそうにない。手動車椅子の場合は介助者が必要だと思った。
まとめ
通路になるとこは舗装がしてあり、車椅子でも歩く事ができました。ただ、車が駐車してあると通れないため、その場合は砂利道を通るしかありません。できるだけ駐車しないでほしいと思いました。
住宅や談話室にはスロープがついているため、車椅子で出入りするには問題ないと思いましたが、一部難しいのもあり、改善の必要性を感じました。また、凍結のため歩行禁止と張り紙をしてあるスロープが有り、何のためにスロープが設置されているのか首をかしげるものもありました。障がい当事者が住んでいる仮設には、身障者トイレを確認できませんでした。
今後は家の中もどうなっているのか確認したいと思いました。仮設住宅もまだ改善の余地がありそうです。以上遠藤の報告でした。
この一週間もたくさん出会いがありました。助け助けられ、そして今は一気に力が抜けた感じです。
思いを共有できる人がいるのは嬉しいです。例えそれが短期で帰られるとしても、ぼくは元気がでます。
出会いをもっと多くしたい。それはぼくがじゃなくて、沿岸部のこの地域の人たちに。
思いを共有できなくて、ひとり苦しんでる人はたくさんいるはずです。
今日帰られた東京・立川の人に同行する形で、センター宮古の活動風景がビデオで撮影されました。関わってる方に震災の時のことを語ってもらい、介助の様子や、仮設住宅へのポスティングの様子などが収められています。
5月に仙台であるJILの全国大会で紹介されるそうです。 山下博靖
ちょうど宮古事務所が先月から始動、大船渡センターも新しい事務所に移転したばかりで、
何かと協力しあっている被災地障がい者センターかまいし(名古屋AJU自立の家)さんもオープンして数ヶ月。
どこも事務所環境を整えているところでしたので、パソコンをいただけるのはありがたいことです。
早速、喜んでお申し出を受けさせていただきました。
年が明けて先週から今週にかけて、
宮古事務所にラップトップPC3台、
大船渡センターにデスクトップ1台、ラップトップ2台、
センターかまいしにラップトップ2台、
計8台のパソコンが届きました!
持ち運び用のケースやDVDプレーヤーなども一緒に付いていてびっくり。
しかも送料は社内の有志の方々が個人的に払ってくださったそうで、
本当にありがたいことです。
大船渡のセンターのスタッフもとても喜んでいました。
かまいしのセンターには来週盛岡から運ぶ予定です。
実は、この件のご担当のTさんは、ご友人の実家が宮古にあって以前から何度も遊びにいらしていたそうです。
それで震災後も、休日を使っては宮古に来て瓦礫撤去などの手伝いをされていたとのこと。
当センターが宮古で事務所をオープンしたことに思わずご縁を感じられたとおっしゃっていました。
Tさん、今度宮古にいらした際には、ぜひ宮古事務所にお立ち寄り下さいね。
今はまだスタートしたばかりで常駐スタッフもいませんが、
その頃には、生き生きとした活動、交流の場になっているようがんばります!
歩みはゆっくり、一歩一歩になりますが・・・。
宮古事務所でパソコン教室をするという案も出ています。
以前から、センターで関わっている障がい者の方から、「パソコンを勉強したい」という声が上がっていたので。
たくさんの方のお気持がつまったパソコン、大事に活用していきたいものです。
マグロウヒルカンパニーの皆様、今回は本当にありがとうございました。
スタッフ一同、この場を借りてお礼申し上げます。
(広瀬)

仮設住宅への全戸ポスティングを続けてます。午前中は4ヵ所、手分けして配布します。午後は市役所と社協に挨拶を兼ねてチラシの配布とセンターの説明をしてきました。
明日まで東京・立川から車椅子ユーザーの当事者ボラが来られてます。大阪のボランティアさん、お疲れさまでした。
今日はもう眠たいです。おやすみなさい。山下博靖
1月14日(土)に宮古事務所の新年会に行ってきました。12時から始まっていたんですが、電車事情により13時過ぎから参加することになりました。盛岡から電車で2時間揺られながら宮古まで行きました。盛岡駅発11時頃の電車に乗り、宮古駅に着いたのが13時25分頃でした。一部区間を強風のため低速で走り、いつもより到着が15分ほど遅れました。帰りも遅れないようにと祈りました。
事務所に着いたのは13時35分頃だったかと思います。すでに皆さん食事が一段落したところでした。さすがに空腹だったので、おせちとひっつみを頂きました。やはり、腹が減ってからご飯を食べるとおいしいです。寒かったですから暖かいひっつみもありがたかったです。
昼食後はずっと雑談していましたが、途中でくじ引きを行いました。最初に番号が書かれた紙を引き、その番号に対応するのし袋をもらいました。何が当たるのか楽しみに開けてみるとまた紙が。何が書かれているのかその紙を見ると、チョコビ、あめ7個、ジャムと書いてありました。全部食べ物でした。持ち帰って帰りの電車の中で食べることにしました。(もちろん、ジャム以外ですが。)
当事者の方やセンターのスタッフ方と雑談している中で思ったことは、まだまだ苦しい思いをしている方がいるのではないかと思います。今後の活動で様々ニーズが出てくると思いますが、将来的には自分らしい生活ができるよう福祉サービスの充実や当事者からの運動を展開していけることが重要になってくると思います。ついつい理想ばかり言ってしまいますが、現実問題として中々実現できないこともあると思います。とりあえず、様々な当事者の話を聞き、沿岸地域の支援団体や福祉事業所等の現状を考え、実現できそうなことで自分にどんなことができるかよく考えないといけないと感じました。
神戸に住んで活動していたぼくは、例年この日は新長田にいました。駅前広場に幾本ものロウソクで「1・17 ながた」と形づくり、夜遅くまで火が絶えないよう見守るのです。
今年の神戸は東日本大震災の犠牲者追悼の意味もあったようです。17年後、この地はどう変化しているのでしょう。今はまったく想像できないですが、少しでも人の住みやすいまちになっていてほしいと思います。
昨日から宮古市内の仮設住宅などで、宮古事務所のチラシの配布を始めました。さっそくお二人の方から反応がありました。ポスティングは今後も続きます。 山下博靖
宮古事務所はまだ改修工事が必要な段階です。今は洗濯機も置けません。ただ少しずつですが居住環境は整いつつ
あります。ここを拠点にもう一度仮設住宅や施設などをまわり、宮古山田地域で必要な支援を提供していきます。
そのためにも関わっていただいたボランティアさんに、もう一度岩手に来ていただきたいです。1週間といわず3泊4日くらいからで構いません。ぜひともいっしょに活動していきましょう。ご連絡いただけたらと思います。
1月14日に宮古事務所で新年会を開催いたします。
時間は12時からスタート、15時くらいまでを予定しております。
スタッフ全員宮古へ行ってしまうので、盛岡事務所はお休みになります。ご了承ください。
ご用件のある方は宮古事務所まで連絡お願いします。
被災地障がい者センターいわて宮古事務所
〒027-0084 宮古市末広町6-8
TEL:0193-77-3636
上記の日にご用がある方は下記連絡先にお願いします。
被災地障がい者センターいわて 宮古事務所
〒027-0084 宮古市末広町6-8
TEL:0193-77-3636
今年は宮古事務所が本格的にオープンします。ここをいいところにしていきたい。具体的にはこれからですが、年の初めに強く思います。
本年もよろしくお願いいたします。
山下博靖
昨年は多くの方々に助けていただきながら、被災地の障がい者支援を行ってきました。
どうか今年も被災地障がい者センターいわてスタッフ一同がんばっていきますので、あらためてご支援をよろしくお願いします。
今年の岩手の活動の中心は宮古と大船渡の二つの沿岸部拠点となります。
一昨日に大船渡に行ったのに、写真をとり忘てしまいました。残念。
大船渡はすっごい風で、立っているだけで吹き飛ばされそうな天気でした。
しかし荒れた天気とは裏腹に大船渡の代表千葉さんと若いスタッフ二人が、今年の計画をあれこれ打ち合わせていまして、晴れやかな感じでした。
大船渡支部は今年NPOを取得することを計画しています。
一方宮古支部ですが、今は田野畑村のハックの家というところがここを利用して児童デイサービスを行っています。
年末に事務所のお披露目をしたときとは中の様子が随分と変わっています。

被災地障がい者センターいわて 宮古事務所